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「先進チタン国際研究センター」について
【ご挨拶】
チタンおよびチタン合金は、軽量性、高比強度、優れた耐食性、生体適合性、耐熱性を兼ね備えた、先進社会を支える極めて重要な金属材料です。航空宇宙、医療、エネルギー、海洋、化学プラントなど、過酷な環境下で高い信頼性が求められる分野において、チタン材料の重要性は今後ますます高まることが期待されます。特に、輸送機器の軽量化による省エネルギー化やCO₂排出量の削減、長寿命かつ高信頼性を有する社会インフラの実現、さらには安心・安全で高機能な医療材料の開発など、持続可能な社会の構築に向けた多様な要請に応える材料として、チタンへの期待は一段と大きくなっています。
一方で、チタンおよびチタン合金のさらなる普及と高度利用を実現するためには、製造コスト、加工性、組織制御、耐熱性、疲労特性、リサイクル性など、克服すべき課題も少なくありません。これらは単一の技術や視点のみで解決できるものではなく、合金設計、相変態、微細組織制御、力学特性評価、先端解析、プロセス開発を有機的に結び付けた、総合的な研究基盤の構築が不可欠です。
本センターは、熊本大学と富山大学がそれぞれ培ってきた研究基盤と学術的強みを結集し、チタンおよびチタン合金に関する基礎学理の探究から応用展開、さらには社会実装までを見据えた一貫した研究開発を推進するために設立されました。両大学の緊密な連携により、材料科学、プロセス工学、構造・機能評価、医療・産業応用を横断する新たな研究拠点を形成し、チタン材料の可能性をさらに拓いていくことを目指しています。
本センターの使命は、新しい材料科学の学理を究明するとともに、その成果を社会に還元し、新たな価値を有するチタン材料の創製と実用化につなげることにあります。そのためには、大学間連携に加え、産業界、行政機関、公的研究機関との有機的な協働が不可欠です。本センターが、チタンおよびチタン合金研究の中核拠点として、学術の発展に貢献するとともに、エネルギー、医療、産業基盤、環境調和といった社会的課題の解決に実効的に貢献する場となるよう、研究開発力の一層の強化と次世代人材の育成に努めてまいります。
今後とも、本センターの活動に対しまして、皆様の温かいご理解とご支援、ご鞭撻ならびにご協力を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。


左から、熊本大学先進チタン国際研究センター長 木口 賢紀
富山大学先進チタン国際研究センター長 新家 光雄
【センター概要】
この度、富山大学と熊本大学では、令和3年4月に設置した「富山大学及び熊本大学で編成する先進軽金属材料国際研究機構」(以下「本研究機構」という。)の下に、チタンに関する研究開発から社会実装、教育・人材育成を加速させるため、令和8年4月に、「先進チタン国際研究センター」(以下「本センター」という。)を共同で設置いたしました。
本研究機構は、令和4年度に文部科学省の共同利用・共同研究拠点に認定され、三大軽金属(マグネシウム・アルミニウム・チタン)の中核的拠点として、「先進マグネシウム国際研究センター」と「先進アルミニウム国際研究センター」を設置し、国内外の研究機関・研究者との共同研究等を通じて、軽金属材料の研究開発を牽引してきました。
特に、チタン研究に関しては、本研究機構に設置した連携チタン拠点を中心に、研究の強化や人材育成に取り組んできました。近年では、我が国の産業発展、カーボンニュートラル社会の実現、さらには経済安全保障の観点から、他の材料では代替が難しいチタンの重要性が一層高まっています。このため、全国規模でチタン研究に特化した研究機関として、本センターを設置することにいたしました。これにより、アルミニウム・マグネシウム・チタンという三大軽金属材料に対応したセンターが揃い、軽金属材料に関する総合的研究・教育拠点が整備されることになります。
【体制図】
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【メンバー】
| 熊本大学先進チタン国際研究センター | 氏名、役職、研究分野、リンク |
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木口 賢紀 Takanori Kiguchi 教授 合金設計分野 |
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白石 貴久 Takahisa Shiraishi 准教授 プロセス設計分野 |
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北原 弘基 Hiromoto Kitahara 准教授 溶解鋳造分野 |
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Alexey Vinogradov 卓越教授 合金設計分野 |
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連川 貞弘 Sadahiro Tsurekawa 教授 組織解析分野 |
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峯 洋二 Yoji Mine 教授 力学評価分野
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| 富山大学先進チタン国際研究センター |
氏名、役職、研究分野、リンク |
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新家 光雄 Mitsuo Niinomi 富山大学先進チタン国際研究センター長 ナノテク材料、構造材料、機能材料、生体材料 |
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石本 卓也 Takuya Ishimoto 教授 金属組織・機能制御、生体材料 |
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真中 智世 Tomoyo Manaka 助教 電気化学、腐食、生体材料 |
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Sirorat Toocharoen 特任助教 計算材料科学、ナノテク材料、力学的材料学 |
【問い合せ先】
〇富山大学
富山大学 研究推進部研究振興課
(TEL:0766-25-9270)
〇熊本大学
熊本大学 自然科学系事務課
(TEL:096-342-3520)







